歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 南北朝
広福寺招請開山大智(一二九〇-一三六六)が南宋東谷明光(宝祐元年寂)の除夜偈をその門人恵生禅人に与えた墨蹟である。この偈は楮紙三紙を継いで大字に書し、その書風は黄山谷【こうざんこく】のそれを会得したあとが明らかに看取される。山谷流は宗峰妙超、虎関師錬など臨済墨蹟にその影響を多く見ることができるが、曹洞禅においては珍しく、その顕著な墨蹟として注目される。
虎関師錬墨蹟〈檀渓字号/〉
癡兀大恵墨蹟〈遺偈/正和元年十一月廿二日〉
広福寺伝衣付嘱状(四通)