天王山古墳 てんのうざんこふん

史跡 古墳

  • 奈良県
  • 桜井市倉橋
  • 指定年月日:19541225
    管理団体名:桜井市(昭32・12・27)
  • 史跡名勝天然記念物

赤阪と称せられる丘陵上にあり、東西約45メートル、南北約42メートル、高さ約9.4メートルを有する方形墳で、三段に築成され墳丘のほぼ中央に南面して横穴式石室が存する。石室は羨道と玄室とより成り、玄室の中央部やや奥壁に偏して石棺を備えている。凝灰岩を以て作られ、蓋部は家型を呈し、その前後左右に縄掛け突起を有し、身部は彫抜式の箱形をなしている。
方形墳としてほぼ完好の封土を有し、殊に石室及び石棺を備え、この種の古墳として学術上の価値は高い。

天王山古墳

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