木造不動明王立像 もくぞうふどうみょうおうりつぞう

彫刻 木像 / 鎌倉

  • 不明
  • 長野県
  • 鎌倉時代末期
  • 檜材による寄木造の等身像
  • 像高163.0cm
  • 1躯
  • 松本市波田6011
  • 松本市指定
    指定年月日:20110322
  • 盛泉寺
  • 有形文化財(美術工芸品)

躰全体を青彩色したいわゆる青不動で、右手に剣、左手に羂索をもち、頭上に頂蓮を結い、辮髪を垂らす。玉眼を光らせ、岩座に立つ忿怒相の明王である。全体に彫りが深く、力強い作で、特に下半身が長く、均整のとれた像である。腰をやや右にひねり、動きも示している。火焔は大きく、躰全体を覆い、縁や先端を金色に塗る鮮やかな赤焔であるが、後補である。もと若澤寺の講堂(護摩堂)の本尊として安置され、「水澤不動」と呼ばれて広く信仰を集めた像である。

木造不動明王立像 もくぞうふどうみょうおうりつぞう
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