絹本著色千手観音二十八部衆像 けんぽんちゃくしょくせんじゅかんのんにじゅうはちぶしゅうぞう

絵画 / 鎌倉

  • 鎌倉
  • 1幅
  • 重文指定年月日:19760605
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大清寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

千手観音二十八部衆の図様は、古く白描図像や仏像の胎内に納入された摺仏などに見られるが、仏画の遺品はきわめて少ない。本図は観音を十一面四十二臂の坐相で表わし、周囲に二十八部衆をめぐらす。観音の四角張った面貌や裳【も】の文様表現などは、どちらかといえば古い形式によりながら全体の画面構成や表現描写は鎌倉時代後期の典型的な手法によっている。いずれにしても類品の少ない千手観音二十八部衆像の一本として推賞される。

絹本著色千手観音二十八部衆像

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