工芸品 / 鎌倉
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物部国光
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鎌倉 / 1298
- 鋳銅製。笠形がやや高めで、動勢の強い龍頭を据えている。上下帯は素文、乳の間の丈やや短く、四段四列の乳を付す。撞座は二個で、八葉複弁で龍頭の長軸線と平行する位置に配している。口縁に大きな駒の爪を作る。
- 総高124.8㎝ 口径70.4㎝
龍頭高7寸4分 笠高2寸6分 肩以下高3尺1寸2分 口厚2寸1分 撞座径3寸8分 同中心高7寸5分
- 1口
- 重文指定年月日:19531114
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 東漸寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
整った形姿、各部の比例が良く、撞座の位置などに鎌倉時代の特徴が見られる。また、長めで胴張りのある鐘身は鋳物師物部氏の作風を示している。銘が刻まれているが、特に第一区の陰刻銘は書体、彫法とが鐘銘中優れている。