熊野十二社権現御正体 くまのじゅうにしゃごんげんみしょうたい

工芸品 / 鎌倉

  • 奈良県
  • 鎌倉
  • 円形鍍銀の御正体。十二体の仏、菩薩、明王などを配置し、金銅の覆輪をめぐらし、上方に蓮華飾線刻と猪目透かしのある鐶座金物を据える。盤面の仏像の余地には金銅もしくは銀胴の蓮華を散らし、下方には一対の水瓶を置く。像は台座と共鋳の坐像で、薄金の透彫光背を負い、口唇頭髪などには着彩のあとがある。盤裏には檜の板をあてる。
  • 盤径32.5 (㎝)
  • 1面
  • 奈良国立博物館 奈良県奈良市登大路町50
  • 重文指定年月日:19610217
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 独立行政法人国立文化財機構
  • 国宝・重要文化財(美術品)

熊野十二所権現の本地仏をあらわしたもので、熊野権現御正体としては類例が少ないものである。製作技術が整い、保存状態も良い。

熊野十二社権現御正体 くまのじゅうにしゃごんげんみしょうたい

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