刀〈金象嵌銘正宗本阿花押/本多中務所持〉(名物中務正宗) かたな〈きんぞうがんめいまさむねほんあかおう/ほんだなかつかさしょじ〉(めいぶつなかつかさまさむね)

工芸品 / 鎌倉

  • 正宗
  • 東京都
  • 鎌倉
  • 鎬造。庵棟反り浅く身幅広めに中鋒延びごころの刀である。茎は大摺上げ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。
    (鍛え)板目やや肌立って地沸厚くつき、地景入り、湯走りかかる。
    (刃紋)のたれ調に互の目乱れ、小乱れ交じり。足・葉盛んに入り、沸よくつき、匂口深く、金筋、砂流しかかる。帽子刃はのたれ込み、先焼詰めとなり、わずかに掃きかける。
    (彫物)表裏に棒樋を掻き通す。
  • 刃長67.0㎝ 反1.7㎝ 元幅2.9㎝ 先幅2.1㎝ 茎長15.5㎝
  • 1口
  • 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
  • 重文指定年月日:19410703
    国宝指定年月日:19570219
    登録年月日:
  • 国(文化庁)
  • 国宝・重要文化財(美術品)

正宗は五郎入道と称し、相州伝といわれる沸の激しい乱刃の作風を完成させたといわれる名工。本阿弥光徳が正宗と極め、中務大輔を称した本多忠勝が所持し、のち徳川家康、水戸徳川家を経て徳川将軍家に伝来した。

刀〈金象嵌銘正宗本阿花押/本多中務所持〉(名物中務正宗) かたな〈きんぞうがんめいまさむねほんあかおう/ほんだなかつかさしょじ〉(めいぶつなかつかさまさむね)

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