版画 木版画 / 明治
西南戦争で戦う政府・西郷両軍を描いた錦絵。西郷隆盛は、政府側の挑発にのった鹿児島の不平士族に担がれ、明治10年(1877)2月15日に挙兵する。西郷軍が熊本県に侵入したとの情報を受けた政府では、19日に征討令を発し、有栖川宮熾仁親王を征討総督、山県有朋・川村純義を参軍に任じ、征討軍を組織した。西郷軍は熊本鎮台が置かれた熊本城を攻撃し、3月には南下する政府軍と田原坂で激戦するが、4月以降は守勢に転じる。以後は、政府軍が西郷軍を各地で圧倒し、西南戦争は9月24日の西郷自刃によって幕を閉じた。
西郷隆盛首実検之図
山崎年信
萩一戦録
早川松山
明治小史年間紀事 兇賊暴動萩大戦之図
月岡芳年