西郷隆盛首実検之図 さいごうたかもりくびじっけんのず

版画 木版画 / 明治

  • 山崎年信  (1857~1886)
  • やまざきとしのぶ
  • 東京都
  • 明治10年 / 1877年
  • 大判錦絵
  • 縦34.5、横70.2(cm)
  • 3枚続
  • 山口県萩市大字堀内355番地
  • 浦上家寄贈
  • 萩博物館

西郷隆盛の首実検を行う場面を描いた錦絵。明治10年(1877)9月24日、山県有朋の指揮する政府軍は、鹿児島の城山に立てこもった西郷隆盛を完全包囲し、総攻撃を行う。西郷をはじめ、桐野利秋・村田新八ら160名が戦死し、ここに7ヵ月間におよぶ近代日本最大の反乱、西南戦争が終わった。政府軍の間では当初、自刃した西郷の首が発見されなかったため、脱出したのではないかとの噂が流れた。しかし、のちに山県以下の政府軍の諸将は西郷の遺体と首を実検し、山県はしばらくその霊に黙祷をささげたといわれる。

西郷隆盛首実検之図 さいごうたかもりくびじっけんのず
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