源氏夕顔蒔絵手箱 げんじゆうがおまきえてばこ

工芸品 / 室町

  • 室町
  • 錫の置口を付けた合口造の箱。身に銀桐紋鐶座の紐金具(後補)を打ち、内に懸子を収める。外部は梨地に研ぎ出し高蒔絵、銀金貝、金銀切金を用い牛車、夕顔のからむ檜垣、側面に土坡に松、岩などを描き、蓋裏は同じ手法で土坡上の松鶴秋草に新月を配した図様を表す。懸子は見込みに土坡に松、側面内外に遠松山を図し、身の内側に赤地牡丹唐草文金襴を貼る。
  • 縦24.5  横31.0  高17.5  (㎝)
  • 1合
  • 重文指定年月日:19591218
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 相国寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

意匠の変化に富み、各種の技法を凝らした室町時代手箱中の優品である。

源氏夕顔蒔絵手箱

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