亀甲蒔絵手箱 きっこうまきえてばこ

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉
  • 錫の置口をつけた合口造の箱。身に金銅亀甲花菱彫三盛亀甲形の紐金物を打ち、内に懸子を収める。外部は梨地に研出蒔絵で亀甲菊の繋文を配し、蓋裏は水辺の土坡に二株の松が枝を交わせ、鶴が遊ぶ図を描く。懸子は外側に亀甲菊繋文、見込みに松枝を散らす。身の内側に黄地牡丹獅子文錦を貼る。
  • 縦24.0  横29.7  高14.8  (㎝)
  • 1合
  • 重文指定年月日:19560628
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 春日大社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

社伝に徳治二年後宇多法皇寄進と言われる手箱。鎌倉時代の蒔絵の中でも意匠、技法共に優れた優品である。

亀甲蒔絵手箱

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