山鹿素行著述稿本類 やまがそこうちょじゅつこうほんるい

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 江戸

  • 東京都
  • 江戸
  • 55種
  • 東京都立川市緑町10-3
  • 重文指定年月日:19810609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
  • 国宝・重要文化財(美術品)

江戸前期の儒学者で、兵学者としても著名な山鹿素行(一六二二~一六八五)の著述稿本類である。本件はいずれも平戸山鹿家に伝来した積徳堂旧蔵本のうち、素行の学問、思想を伝えた稿本類で(一)経書類(二)兵書類(三)伝記・戦記類(四)類書類(五)随筆類(六)記録・日記類(七)目録類に大別され、自筆本を中心として一部自筆書入本を収めている。なかでも最も代表的著述とされる「中朝事実」、素行の哲学思想を伝えた「原源発機」、治国修身・士道の本義を明らかにして素行学の基を定めた三部作と評される「治教要録」、「修教要録」、「武教要録」、及びその集大成である「治平要録」などはその代表的なものである。また、「山鹿家譜並年譜」は「積徳堂書籍目録」と共に素行伝記研究の根本史料であり、近世の著名な学者の著述稿本のまとまった遺品として貴重である。

山鹿素行著述稿本類

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