太刀〈銘正恒/〉 たち〈めいまさつね〉

工芸品 / 鎌倉

  • 正恒
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、小鋒、腰反り高く踏ん張りがある。鍛は小板目杢目交じり、地沸細かにつき、地景入り、地斑交じり、いわゆる縮緬肌となる。刃文は所々小丁子交じり、足葉入り、小沸よくつき、帽子は小丸、表は掃きかける。茎は生ぶで雉子股形となり、大筋違いの鑢目つき、目釘孔の下に銘がある。
  • 刃長78.2 反り3.0 元幅3.0 先幅1.8 鋒長2.7 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19280404
    国宝指定年月日:19520329
    登録年月日:
  • 鶴岡八幡宮
  • 国宝・重要文化財(美術品)

正恒は、妹尾鍛冶といわれ『古刀銘盡』によると養和頃活躍している。作風は古青江に共通し、杢がかり地斑が現れて縮緬肌となり、刃文は沸出来の小乱れを焼き、銘を佩表に切る。本太刀は古青江正恒の特色を全て備えて、姿美しく、最高の出来である。
八代将軍吉宗奉納。

太刀〈銘正恒/〉

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