太刀〈銘貞次/〉 たち〈めいさだつぐ〉

工芸品 / 鎌倉

  • 貞次
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、小鋒、腰反り高く踏張りあり。鍛小板目肌よくつみ、地沸よくつき、地斑交じり、いわゆる縮緬肌となる。刃文中直刃仕立、丁子、小乱交じり、足入り、小沸よくつき、下半特に金筋しきりにかかる。帽子僅かにのたれ込み小丸、佩表僅かに掃きかける。茎生ぶ、先細り栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一、佩裏目釘孔の下棟寄りに二字銘
  • 身長77.1 反り2.4 元幅2.8 先幅1.8 鋒長2.5 茎長19.0 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19330123
    国宝指定年月日:19531114
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

後鳥羽院番鍛冶と伝える備中古青江貞次の作であろう。同作の現存するものは極めて少なく、かつ出来優れ健全であるのは稀有である。同作のみならず、古青江作中の逸品である。

太刀〈銘貞次/〉

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