高杉晋作・久坂玄瑞詩書扇面張交
たかすぎしんさく・くさかげんずいししょせんめんはりまぜ
その他の美術 書 / 江戸
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高杉晋作、久坂玄瑞
(1839~1867(高杉))
- たかすぎしんさく、くさかげんずい
- 山口県
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文久3年~元治元年 / 1863~1864年
- 紙本・墨書・掛幅
- 本紙各縦127.4、横28.7(cm)
- 1幅(2点張交)
- 山口県萩市大字堀内355番地
- 山根家寄贈(山根正次コレクション)
- 萩博物館
松下村塾の「双璧」と称される高杉晋作・久坂玄瑞がそれぞれ揮毫した扇面を張り交ぜたもの。上段は高杉晋作が萩松本村に隠棲中の文久3年(1863)4月18日に作った漢詩を認めた扇面。これまで東奔西走したが、故郷に帰り静かに春秋が過ぎるという感慨を詠んだものである。下段は久坂玄瑞が元治元年(1864)3月、京都からいったん山口に帰る際に認めた扇面。いまだ藩主の冤罪を雪ぎきれない心情を詠んだものである。