唐物肩衝茶入〈銘初花/〉
からものかたつきちゃいれ〈めいはつはな〉
工芸品 / 宋
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南宋
- 素地は鉄分のある鼠色のねっとりとした土で、茶褐色の釉薬が薄く裾までかかり、施釉の厚い部分は黒褐色となっている。器形は口縁が返り、肩が張り、裾が僅かにすぼんだ肩衝形。底は板おこしとなっている。胴に一本、甑際に一本刻線をめぐらす。
- 高8.8 胴径7.9 口径4.7 底径4.5 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19591218
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 公益財団法人徳川記念文化財団
- 国宝・重要文化財(美術品)
古来唐物茶入の首座に位する名品として著名である。大名物で柳営御物第一の名宝とされていた。信長公記、天正名物記、今井宗久日記、津田宗及茶湯日記、山上宗二記、宗湛日記など、いろいろの茶書に録されている。