流込象嵌及び鑞付け透入り鉄袋打 ながしこみぞうがんおよびろうづけすかしいりてつふくろうち

工芸技術 金工

  • 選定年月日:19730327
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財

「流込み象嵌」は、地金【じがね】に刻まれた蟻溝【ありみぞ】に文金【もんがね】を溶かし込む彫金の技法名で、文金嵌人後の素地を鍛えて成形する工程に利用される。また、「鑞付け透入り鉄袋打」は、袋(筒)様に鍛造した板鉄【いたがね】作品を鑞付細工で透風に加飾する鍛金・板金技法の総称である。両技法の併用は極少とされており、従ってわが国の伝統的金工技術の中でも特殊なものといえる。また、手法は、現代の工人間でも習得の至難な秘法として定評があって、精通する者も殆んどいない。

流込象嵌及び鑞付け透入り鉄袋打

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