解深密経巻第四(金砂子色麻紙) げしんみっきょうまきだいよん

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 奈良

  • 奈良
  • 1巻
  • 重文指定年月日:19760605
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 青蓮院
  • 国宝・重要文化財(美術品)

本経は法相経典の一つである解深密経(五巻)中の巻第四で、惜しむらくは巻頭一紙半を欠くが、尾題ならびに貞観廿一季(六四七)五月十八日の玄奘訳経記に至るまで十一紙を存している。料紙は淡紫色金砂子散麻紙に淡墨界を施し、一紙二十四行、一行十七字に書写している。その謹厳な書風は当時の写経生の手になるもので、書風よりみておそらく天平勝宝・宝字年間の書写と思われ、殊にその美麗な料紙は奈良時代色紙経の姿を伝えて価値が高い。

解深密経巻第四(金砂子色麻紙)

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