歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 飛鳥
大宝二年十一月に上進された御野国加毛郡半布里の戸籍断簡で七行を存する。料紙は穀紙を用い本文は中政戸縣主族長安戸口の最末行に当たる寄人漢部目津賣他一名の行から存して、中政戸秦人都弥戸口十三口分を収め、継目裏には「御野國加毛郡半布里太(ママ)寶貳年戸籍」の墨書があり、紙背は千部法華経充紙帳断簡である。明治年間に正倉院から流出したもので、現存するわが国最古の文書として貴重である。
豊前国仲津郡丁里大宝二年戸籍断簡
筑前国嶋郡川辺里大宝二年戸籍断簡