刀〈無銘吉岡一文字/〉
かたな〈むめいよしおかいちもんじ〉
工芸品 / 鎌倉
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吉岡一文字
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鎌倉
- 鎬造、庵棟、磨上ながら中反りやや高く、中鋒の延びた刀である。鍛えは板目やや肌立ちごころに乱れ映り立つ。刃文は丁子に互の目交じり、匂口締まり、小足・葉よく入る。帽子は乱込み先小丸。彫物は表裏に棒樋を掻流す。茎は大磨上、先栗尻、鑢目筋違。目釘孔2。無銘
- 長77.4 反2.6 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19600609
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 株式会社ブレストシーブ
- 国宝・重要文化財(美術品)
備前国吉岡一文字派の作と伝える。大磨上ではあるがなお堂々とした刀で、身幅広く、鋒がやや延びるなど、鎌倉時代末期の姿を伝える。丁子に互の目を交えたやや小模様な刃文には吉岡一文字派の特色がよく示されている。
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