歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安
村上天皇の天徳四年(九六〇)三月内裏清凉殿で行われた歌合で、二十巻本歌合の第一巻(内裏)に収められていたものである。本文料紙は斐交り楮紙に天地横罫を施し、本文は首に「内裏和歌合〈天徳四年三月卅日於清凉殿有此事/〉」と内題を掲げ、ついで題、歌人、講師、判者を記して、歌合は二十番を合せる。本文の筆跡は二十巻本歌合のうち第一種、いわゆる伝俊忠筆二條切に属するもので、平安時代後期の代表的仮名書風を伝え、書道史上の遺品としても珍重されている。
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承暦二年四月廿八日内裏歌合(二十巻本)
陽成院歌合(二十巻本)
皇太后宮歌合(二十巻本)