S50-5-128ヤマネ.txt:ヤマネは、一属一種の日本特産種で、樹洞などで冬眠する哺乳動物としても著名な、一見リスに似ている動物である。しかし、リスよりもはるかに小さく四肢も短い。
体毛は、背面が淡いバフ色またはコルク色で、下面はわずかに淡色であり、頭頂から尾にかけて背の正中線に黒茶色の一条があるが、まれにはほとんど消失している個体もある。眼のまわりは黒茶色で、尾は体と同色であるが、金色の光沢がある。
本州・四国・九州の山地帯に広く分布しているが、その生息域は年々狭められていく傾向があり、指定となったものである。