色鍋島 いろなべしま

工芸技術 陶芸

  • 指定年月日:19760430
  • 重要無形文化財

江戸時代、佐賀鍋島藩窯で焼造された色絵磁器を一般に色鍋島と呼んでいるが、特に有田の北方の大河内山で元禄から享保ごろに焼かれたものが最もすぐれている。藩窯は明治四年廃藩置県により廃止され、現在では今泉今右衛門窯が、素地・釉薬の調製から成形・木焼・上絵付に至る一貫した色鍋島の製法を伝承している。
 色鍋島の特色は、唐呉須【とうごす】による下絵付と施釉・木焼の後、これに加えられた赤・黄・緑を基調とする上絵付によって彩られた独得の文様構成にある。絵付は「素【す】描き」「濃【だ】み」の基本的技法が守られており、「墨はじき」等の特殊な技法も行なわれる。また、高台鉢【こうだいばち】(皿)の形・意匠・高台裏模様等にも、藩窯時代の伝統的作調と規格が守られている。
 色鍋島はその独自の様式美・技法をもつ陶芸として、わが国の工芸史上特に重要である。

色鍋島

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