その他の美術 書 / 奈良
紺地銀地の「二月堂焼経」の残巻で、経の天地に焼痕をのこす。赤褐色の焼痕はみるからに傷ましいが、紺紙との対照が独特の雰囲気をもち、隆盛をみた天平期写経中にあってもことさら珍重される。なお二月堂炎上の顛末については、江戸時代の『続史愚抄』に、次のように記されている。
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華厳経 巻第四十六(二月堂焼経)
紺紙銀字華厳経残巻〈(二月堂焼経)/〉
華厳経巻第三十三残巻(二月堂焼経)