教訓抄〈巻第十/〉 きょうくんしょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉

  • 京都府
  • 鎌倉 / 1317
  • 1巻
  • 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
  • 重文指定年月日:19690620
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 独立行政法人国立文化財機構
  • 国宝・重要文化財(美術品)

「教訓抄」(十巻)は鎌倉時代狛近真【こまのちかざね】が著わしたわが国最古の舞楽書。楽曲や楽器の由来・奏法・逸話などを蒐録してあり、雅楽研究上重要な典籍となっている。本巻は巻第十の打物案譜法を書写したもので、大鼓・鉦鼓・楷鼓などの譜や奏法・口伝等が記されている。書写年代は鎌倉後期の文保元年(一三一七)で、筆者の豊原兼秋は後醍醐天皇の笙師であった。紙背には豊原家相伝の荒序舞の古記録二種の抄記や応永元年豊原量秋【かずあき】追記の当道相伝事などがある。雅楽書の古写本として注目されるものである。

教訓抄〈巻第十/〉 きょうくんしょう

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