花園天皇宸翰御消息〈後二月廿四日(御花押)/〉 はなぞのてんのうしんかんごしょうそく

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉

  • 花園天皇
  • 京都府
  • 鎌倉 / 1333
  • 1幅
  • 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
  • 重文指定年月日:19770611
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 独立行政法人国立文化財機構
  • 国宝・重要文化財(美術品)

花園天皇の自筆書状で、本文二十二行、末に後二月廿四日の日付と花押があり、元弘三年天皇三十七歳の宸翰と認められ、尊円親王に充てられたものであろう。文意は元弘の変後の天下動乱の様子を伝え、殊に「堂燈事鳩消之後断絶歟」の条は、太平記巻五に名高い。叡山根本中堂常明燈鳩消しのことにふれられたもので、太平記の記事を証する新史料としても注目される。なおこの御消息は料紙の状態から、或は三朝宸翰(前田育徳会蔵)のうちとして伝来したものかと推測される。

花園天皇宸翰御消息〈後二月廿四日(御花押)/〉 はなぞのてんのうしんかんごしょうそく

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