歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
署名はないが書風よりみて花園天皇宸翰と認められる。首に「愚記目録上」と題し、本文九行、延慶三年より正中二年に至る三十四巻の目録を掲げ、所々に合点を加えられているが、註記には別筆と認められるものもある。花園天皇宸記は鎌倉時代の日記の代表として歴史上価値が高いが、この目録は天皇が日記を自身で整理された折の自筆目録で、花園天皇宸記の当初の年次、巻数を伝えている。
花園天皇宸翰御消息〈後二月廿四日(御花押)/〉
花園天皇
摂関家旧記目録〈永久五年二月十日/〉
実躬卿記〈自筆本/〉