野中文書 のなかもんじょ

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 鎌倉

  • 鎌倉後期から江戸末期 / 1257年~1867年
  • 紙・一紙、竪帳など
  • 24.0cm×41.0cm 他
  • 36点
  • 中津市指定
    指定年月日:20150424
  • 有形文化財(美術工芸品)

野中家に伝来した古文書群。野中家は中世武士の野仲氏の末裔で、鎌倉時代に下野国より下向した鎮西御家人宇都宮氏の庶流である。野仲郷司職を得て長岩城を拠点にした野仲氏は、戦国期まで下毛郡を支配したが、天正15年(1587)に新たに大名として入部した黒田官兵衛に反旗して戦い、滅亡した。最後の当主野仲鎮兼は長岩城で自害したが、次男重義は城をのがれた。天正19年(1591)に戸原村にもどり帰農し庄屋を勤めたという。中世文書6点は、中世武士野仲氏の足跡をたどる上で重要な史料で、鎌倉期の野仲郷関連史料をはじめ、南北朝~戦国期の野仲氏関連の史料が残る。近世文書29点は、戸原村の水帳や、山証文など、耶馬溪地方の近世村の様子を伝える重要な史料群である。系図1点は、宇都宮氏庶流野仲氏の中世~近代までの流れを伝える。総じて旧下毛郡の名家の文書群として貴重なものである。

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