小面 こおもて

彫刻 能楽 / 江戸

  • 江戸前期・17世紀
  • 縦21.7 幅13.7 高7.0
  • 1面
  • 渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂
  • 収蔵品番号 NM28
  • 未指定

 「小面」は可憐な乙女の相を表す面。彩色の痛みで表情がやや硬くなっているが、あどけなさの残る初々しい表情の面である。額の上から整然と流れる三本の毛描きは小面の特徴。面裏には「天下一友閑」の焼印が捺され、土佐藩15代藩主であった山内豊信(号・容堂、1827~1872)の別号「東海外史」が金蒔絵で表され、その旧蔵面と考えられている。附属の白地葵紋唐草金襴の面袋には、紫糸の刺繍で「こおもて」と表されている。また外箱には金春流宗家79世・金春信高(1930~2010)の極書がある。

小面 こおもて

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