偕楽園焼 交趾写二彩寿字文花生
かいらくえんやき こうちうつしにさいじゅのじもんはないけ
工芸品 陶磁 / 江戸
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江戸時代後期
- 陶磁器
- 口径11.8cm,高さ23.5cm
- 1口
典型的な偕楽園焼の二彩寿字文花生である。釉薬はやや薄いが、内面全体にも紫釉がかかる。底面高台内に陰印刻銘で「偕楽園製」(楷書体)とある。箱書によれば、紀伊藩主からの拝領品であるということである。この種の交趾写の作品は、西浜御殿内の窯で製作されたものか、このような銘のある破片が発見された南紀男山窯もしくは南紀高松窯で製作されたものかは、判別することができない。