慶心比丘尼蘇生譚関係史料 けいしんびくにそせいたんかんけいしりょう

民俗 有形民俗文化財 / 江戸

  • 大阪府
  • 室町 / 16~20世紀
  • 紙本墨書よみがへりの草紙 1巻、紙本彩色長宝寺縁起 1巻、紙本墨書逆修講縁起 1巻、閻魔王の宝印 1個、青蜘蛛の舎利 1基、紙本墨書よみがへりの草紙抜粋 1巻、紙本墨書ゑんま王の御はん并蜘舎利の縁起 1巻、紙本墨書閻魔王肉筆の花押 1幅
  • 一括(8点)
  • 大阪府大阪市平野区平野本町3-4-23
  • 宗教法人 長宝寺
  • 有形民俗文化財

長宝寺は閻魔信仰が盛んなことで知られているが、中世にはすでに信仰の拠点として厚い信仰を集めていた。長宝寺の慶心という比丘尼が頓死し、閻魔王のとりはからいにより3日で蘇生、逆修供養の必要を人々に説いた。後に慶心が読経中に、光る青蜘蛛があらわれるという奇瑞があった、という慶心比丘尼蘇生譚を記した1513(永正10)年の年紀を持つ『よみがへりの草紙』や、1737(元文2)年に製作された絵巻物『長宝寺縁起』などの史料を伝えている。中世から現在に至るまで続く、広く厚い長宝寺の閻魔信仰を物語る史料となっている。

慶心比丘尼蘇生譚関係史料 けいしんびくにそせいたんかんけいしりょう

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