歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 江戸
寛文9年(1669)に、入山辺堀ヶ沢産の通称「ホリガサ」の石材を用い彫刻された、舟形光背の浮彫り石造延命地蔵菩薩立像で、顔等一部に金泥が施されている。松本城下町の東、餌差町を出た旧清水村の放光庵の本尊として、平成27年の堂宇解体まで堂内に安置されてきた。 光背に陰刻された施主の一人、廣井作次兵衛の「生国相刕根布川」という文字から、過去に石材自体を相州産とみる研究報告があったが、今回、石材の同定を実施し、入山辺の「堀ヶ沢からもたらされた可能性が高い」という科学的な分析による所見を得た。
石造地蔵菩薩坐像
吐田の油掛地蔵
光福寺木造阿弥陀如来立像
不明