その他の美術 書 / 鎌倉
13世紀初め頃、後鳥羽上皇は側近を連れ熊野に参詣し、その道すがら歌会を催している。その際に各歌人が2つの題に沿って詠んだ2首を、署名とともに自筆で懐紙に書いたものが「熊野懐紙」である。 本書は正治2年(1200年)12月6日滝尻王子で披講されたもので、源家長によるものである。歌題は「山河水鳥」と「旅宿埋火」である。
源家長筆熊野懐紙〈山河水鳥/旅宿埋火〉
後鳥羽天皇宸翰熊野懐紙(山河水鳥旅宿埋火)
熊野類懐紙 「花有歓色」
藤原公経筆