歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 鎌倉
後鳥羽上皇(一一八○-一二三九)は熊野へしばしば行幸された。その行幸途次に催された歌会の懐紙が「熊野懐紙」である。熊野御幸の時ではなく、同様な形式で書いているものを「熊野類懐紙」と呼んでいる。この作品は、正治二年(一二○○)七月四日に催された歌会における懐紙で公経三十歳の時の書である。岡谷家寄贈。
和歌懐紙(熊野類懐紙)
飛鳥井雅経
後鳥羽天皇宸翰熊野懐紙(山河水鳥旅宿埋火)
熊野懐紙
源家長