上石動地蔵菩薩彫像板碑(水引地蔵) かみいしなりじぞうぼさつちょうぞういたび(みずびきじぞう)

民俗 有形民俗文化財 / 室町

  • 佐賀県
  • 室町 / 1351~1450
  • 花崗岩の自然石の平坦面に地蔵菩薩を浮彫している。像容は僧形で、顔は面長で周囲を彫りくぼめて頭光を表現しており、左手には宝珠、右手には錫杖を持つ。両足は足首を開き平面的に描写し、蓮座は八葉を杯状に彫りくぼめることで表現している。
  • 地上高約120㎝・幅約70㎝
  • 1基
  • 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町石動202番地
  • 吉野ヶ里町指定
    指定年月日:20180626
    地元では「水引地蔵尊」と呼ばれており、干ばつ時の水引争いの犠牲者の霊を慰めるために祀られたものと伝えられている。
  • 上石動地区
  • 有形民俗文化財

上石動集落の北西部、東方の山々から流れる谷川と干股井手との水路の十字路脇の堂宇に祀られている本碑は、以前は水路の十字路の岩上に安置されていたが、河川改修工事の際に堂宇を建立して移動させたとのことである。

上石動地蔵菩薩彫像板碑(水引地蔵)

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