慈恩院のオハツキラッパイチョウ
じおんいんのおはつきらっぱいちょう
天然記念物 植物
- 千葉県
- (1) 形状・寸法
樹高 およそ24m
主幹胸高(1.2m)周囲 3m05㎝
枝下高 3m20㎝
根元高20㎝の周囲 3m44㎝
枝張 東8.40m、西9.90m、南4.80m、北10.75m
(2) 説明
慈恩院は、房総里見氏9代里見義康が慶長8(1603)年に没した後、墓所と本堂を建立し菩提寺とした寺院である。慈恩院のイチョウは境内に5本あるが、里見廟の正面左側の最も胸高直径の大きいイチョウが対象木である。樹高はおよそ24mで、胸高(1.2m)の幹回り3.05m、根回り3.44m、枝張は、東8.40m、西9.90m、南4.80m、北10.75mの大きさである。義康公の没後すぐに植栽されたとすれば樹齢は400年を超えるが定かではない。地上3mほどのところで大きく二股に分かれているが、どちらも樹勢は旺盛である。
2012年11月、地元の生物愛好団体によってオハツキイチョウが初めて確認され、2014年1月には住職の手による「里見廟の霊木、オハツキだった」との地元新聞記事によって広く知られるところとなった。オハツキイチョウは数に多少はあるものの毎年確認されている。2015年11月には口径4cm超の巨大なラッパイチョウが住職によって発見されているが数はごく少ない。妙音院のラッパイチョウとは形状が異なっている。
- 千葉県館山市上真倉1709番地
- 館山市指定
指定年月日:20180827
- 宗教法人 慈恩院
代表役員 石井寛道
- 記念物