徳善家住宅(徳島県三好市西祖谷山村) とくぜんけじゅうたく

建造物 住居建築 / 江戸

  • 徳島県
  • 江戸末期 / 1866
  • 桁行21.0m、梁間10.9m、入母屋造、茅葺鉄板仮葺、東面突出部附属
  • 1棟
  • 徳島県三好市西祖谷山村徳善113番地
  • 重文指定年月日:20191227
    国宝指定年月日:
  • 重要文化財

徳善家住宅は,徳島県西部の山岳地帯,祖谷山の西端,大歩危峡近くの尾根上に所在する。中世に当地に入った武士の家系で,近世には祖谷をおさめる祖谷八家の一つとなった。主屋は慶応2年(1866)の建設で,公式の接客の場である上座敷と下座敷は質実で格式を示す。私的な接客の中座敷と奥座敷は柔和な意匠である。豊かな接客空間を,広い台所などゆとりある居住空間とともに大きな屋根で覆う姿は雄壮である。
徳善家住宅は,山岳地帯における上層農家の住宅が近世末までに発展した姿を示しており,貴重である。

徳善家住宅(徳島県三好市西祖谷山村) とくぜんけじゅうたく

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