銅鋳出如意輪観音像 どうちゅうしゅつにょいりんかんのんぞう

工芸品 金工 / 平安

  • 出土地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土
  • 平安時代・12世紀
  • 1面

変形の六稜鏡形(ろくりょうきょうがた)(一稜が他の五稜よりも長い)の表面に如意輪観音像を立体的に鋳出している。如意輪観音は六臂で蓮華座上に片膝を立てて坐す。右手で蓮華を持ち、左手で宝珠を受けるところが通形とは逆になる。全体に歪(ゆが)みが著しく、火中したものと思われる。

銅鋳出如意輪観音像

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