工芸品 金工 / 平安
変形の六稜鏡形(ろくりょうきょうがた)(一稜が他の五稜よりも長い)の表面に如意輪観音像を立体的に鋳出している。如意輪観音は六臂で蓮華座上に片膝を立てて坐す。右手で蓮華を持ち、左手で宝珠を受けるところが通形とは逆になる。全体に歪(ゆが)みが著しく、火中したものと思われる。
阿弥陀如来坐像及左脇侍像
線刻不動明王二童子像
木造如意輪観音坐像