歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 江戸
後西天皇(1637~85)は兄の後光明天皇の急死により即位し、次の霊元天皇までの中継ぎ役を担った。予期せぬ即位のため、和歌等について後水尾上皇から厳しい指導を受け、後には古今伝授されるに至った。懐紙の和歌は寛文8年(1668)9月4日御詠のものである。高松松平家に伝来したもので、もとは即位式に頼重が参列した機縁などから拝領したものと考えられる。当時の高松松平家と天皇家の親交を物語る資料の一つである。
後西天皇宸翰御懐紙(詠春動物和歌)
後西天皇
霊元天皇宸翰 古歌御懐紙
霊元天皇
著到御懐紙 後柏原天皇宸翰
後柏原天皇