江戸
解剖観察の学風を継いで、解剖学において東西の両医学を折衷しようと試みた医家の一人である三谷公器の解剖書。解体新書などを参考にしながら、オランダ医学における人体の構造や機能などの知識が、中国でも昔より知られていたと論じるが、矛盾した説もみられる。(高橋裕次氏執筆)
解体新書
杉田玄白他訳
ブランカールツ像(医範提鋼内象銅版図)
新井令恭筆
解体発蒙
三谷樸