銘苅家文書(四通) めかるけもんじょ(よんつう)

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍

  • 沖縄県
  • 第二尚氏時代 / 1587~1870年
  • 紙本墨書
  • 法量等省略
  • 1幅、2面、1鋪
  • 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
  • 重文指定年月日:20230627
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 沖縄県
  • 国宝・重要文化財(美術品)

銘苅家は、伊是名島出身の第二尚氏の祖尚円(一四一五~一四七六)の叔父の子孫であり、歴代が銘苅大屋子を務め、王家に関する儀礼を司祭した。
銘苅家文書は、「御朱印」「御印判」と呼ばれた琉球国王発給の朱印状三通を中心とする。この琉球国王朱印状は研究史上、「辞令書」とも呼ばれてきた文書である。本文書の内訳は、「伊平屋仲田の首里大屋子への辞令書」として知られる数少ない古琉球の朱印状一通と、「伊平屋嶋銘苅大屋子」に任じた近世琉球の朱印状二通、国家的聖地とされた尚円生誕地とその周辺を描いた絵図一通である。
本文書は、第二尚氏の王統に連なる銘苅家に伝来したものであり、銘苅家の琉球王国における格別の由緒や地位を示すものである。とりわけ古琉球の朱印状は、戦災により数多くの史料が失われた沖縄において、古琉球の貴重な文字資料として古文書学および琉球史研究上においてたいへん重要である。

銘苅家文書(四通)

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