夔鳳雷文鏡 洛陽金村出土 キホウライモンキョウ ラクヨウキンソンシュツド

考古資料

  • 面径:23.3cm
  • 1面

中国戦国時代の大型の銅鏡。鈕は橋状でその周囲の円圏の内側には三頭の小型の龍が表されている。幅の広い円圏を挟んでその外側には主要な文様帯がある。細密な渦巻の地文の上に獣像や鳳凰文・雷文を極端に抽象化して表している。周縁は匙状であり、白銀色を呈する。鏡面には淡緑色の銹が見られる。鏡面がフラットではなくやや歪んでいるのは破損部を修理接合したためとみられる。全体に薄手の鏡である。 箱蓋のラベルに墨書で「洛陽金村出土 戦国夔鳳雷文鏡」とある。洛陽金村は戦国時代末期の墓地群があることで知られているが、本鏡の出土地情報はこの墨書に依拠している。戦国時代の銅鏡を代表する型式のひとつである。

夔鳳雷文鏡 洛陽金村出土

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