考古資料 / 平安
魚々子地に宝相華文を蹴彫りし、鍍金に一部鍍銀も重ねた大小四枚の銅板を組み合わせる。うち一枚だけ彫金作風が異なり、底に和鏡(十二世紀中ごろ)を嵌めて経筒とした際に加えたらしい。残る三枚の板は、大ぶりで躍動的な宝相華の図様からみて、十二世紀前半以前の金工品からの転用とみていい。
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金銅宝相華唐草文透彫経筒
金銀鍍透彫華籠
宝相華八稜鏡