あざみ野の神明社と新石川の驚(おどろき)神社で奉納される一人立ち三頭獅子舞である。
獅子頭は3頭で、剣角(つるぎづの)と巻角(まきづの)を持つ雄獅子2頭と頭に宝珠(ほうじゅ)を載せた雌獅子1頭である。鶏の羽で飾り、赤い布を垂らしている。舞手3人は裁著・白足袋・草履を履いて締太鼓(しめだいこ)を胸につけ、バチを打ちながら舞う。その他に、蝿追い1人、ササラ子2人、万灯持(まんとうもち)1人、小万灯持(こまんとうもち)2人などの役目がいる。この他にホラ貝3人、笛数人、歌上げ数人は大人で古老が務める。
当日は獅子宿(ししやど)で支度をし、道行きの曲に合わせて神社まで練り歩く。神前にて祭り言葉を述べてから曲に合わせて三頭の獅子が、蝿追いと絡みながら舞う。