歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 安土・桃山
豊臣秀吉が、伊予国松前6万石の大名で当時朝鮮半島へ出陣中だった加藤嘉明に宛てた朱印状。もとは水口藩主加藤家に伝わった文書群のうちの1通。慶長の役の中でも、厳しい籠城戦で知られる蔚山城の戦いにおいて、嘉明も加わった援軍が来援したため敵が撤退したことを受けて、城普請や食料・武器の備蓄など、今後のために対策を講じて帰国するよう命じている。蔚山城の戦いに関する秀吉の援軍対応や合戦後の対策、嘉明の関わりなどをうかがうことができる。
豊臣秀吉朱印状〈慶長三年五月三日/加藤左馬助宛〉
豊臣秀吉
加藤嘉明書状
加藤嘉明