法隆寺東室 ほうりゅうじひがしむろ

建造物 宗教建築 / 奈良

  • 奈良県
  • 奈良 / 710-793
  • 桁行十二間、梁間四間、一重、切妻造、本瓦葺
  • 1棟
  • 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
  • 重文指定年月日:19420626
    国宝指定年月日:19650529
  • 法隆寺
  • 国宝

 東室は西院廻廊の東に建つ僧坊で、奈良時代に創建、いまも当時の面影を残している。現状はほぼ永和三年改造時の姿に整備されているが、第二、第三房だけは創建時の僧坊の形式に復された。
 構造は側柱、入側柱とも桁を直接のせ、丸垂木を用いたきわめて簡素な形式をもつ。東室は伽藍中枢部にひきつづいての建立と考えられるが、礎石や柱にはさらに古い転用材が用いられ、こちらは法隆寺創建時代にまでさかのぼる可能性がある。当初の構造形式もよく解明されていて、きわめて高い価値をもつ。

法隆寺東室

ページトップへ