工芸品 / 平安
- 滋賀県
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平安 / 858
- 口径に比べて丈が著しく高く、肩以下はほとんど直線をなし、極めて狭長な形態である。竜頭は簡潔なつくりで、笠形は圏線はないが中央を薄く盛り、周りを強く刳る。上下帯は無文、乳は興福寺神亀四年鐘と同形のものを四段五列に配し、撞座は簡素な八弁で、竜頭との関係は古式であるが、中心の高さは低い。
- 総高115.7 竜頭高19.7 笠形高4.5 肩以下高97.0
口径55.3 撞座径9.7 撞座中心高23.9 口厚4.7 (㎝)
- 1口
- 佐川美術館 滋賀県守山市水保町北川2891
- 重文指定年月日:19060414
国宝指定年月日:19531114
登録年月日:
- SGホールディングス株式会社
- 国宝・重要文化財(美術品)
長身簡素な形姿と内面の優雅な左文字銘文とから著名な鐘である。西寶幢院とあるのは、叡山西塔中の寶幢院で、文徳天皇の御願により慧亮和尚が嘉祥年中より天安年中にかけて西塔中に建立したものという。