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篳篥「秋風」(筒共)

ひちりき めいあきかぜ

概要

篳篥「秋風」(筒共)

ひちりき めいあきかぜ

工芸品 / 漆工 / 江戸 / 日本 / 九州 / 佐賀県

江戸時代後期/19世紀

竹製樺巻 透漆塗、内部朱塗り

全長18.3cm(25.7cm) 首径1.6cm(2.6cm) 尾径1.1cm(2.5cm)

1管

佐賀県佐賀市松原2丁目5-22

公益財団法人鍋島報效会

木製黒漆塗の筒には正面上部に「秋」、背面に「風」との銘を入れ、秋風になびく梶の葉を金蒔絵であらわす。芦舌、世目、露通し添え。露通し(唾とり)の棒は珍しい鼈甲製。 「松印様お手なれ」との添書により、直大が愛用した品であることが分かる。鍋島家の雅楽器は、篳篥のほかに龍笛や笙など24点が現存しているが、その大半は「唐衣」と「寿」の銘を持つ黒漆塗長方箱に二分して納められていた。これらは10代直正から長女貢姫へ、その後貢姫から弟である11代直大へ譲られ、直大夫人栄子により昭和6年に整理されている。

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キーワード

佐賀 / 龍笛 / 篳篥 /

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