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泉福寺仏殿

せんぷくじぶつでん

概要

泉福寺仏殿

せんぷくじぶつでん

宗教建築 / 室町 / 九州 / 大分県

大分県

室町後期/1524

桁行三間、梁間三間、入母屋造、鉄板葺、背面張出附属、鉄板葺

1棟

大分県国東市国東町横手

重文指定年月日:20011114
国宝指定年月日:

泉福寺

重要文化財

泉福寺は,国東半島東部にある永和元年(1375)創立の曹洞宗寺院である。室町末期に一時荒廃したが,近世には復興され,国東郡中随一の禅寺といわれた。
 仏殿は,棟札や建物各部の様式手法から,大永4年(1524)の建立と判断される。
 桁行三間,梁間三間の本屋の背面に張出を付属した規模で,中央の身舎周囲に庇を廻し,詰組の組物,虹梁・大瓶束の架構など,禅宗様仏殿の形式である。
 泉福寺仏殿は,中世に遡る本格的禅宗様仏殿の数少ない遺構で,曹洞宗寺院仏殿としては最古,かつ九州において唯一の例として価値が高い。
 後世の修理を経ているが,巧みにその特徴を継承し,禅宗様建築様式の伝播,普及を考える上でも重要な遺構である。

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キーワード

禅宗 / 仏殿 / /

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