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茅ヶ崎風景

概要

茅ヶ崎風景

素描

萬鉄五郎  (1885-1927)

ヨロズ、テツゴロウ

大正13年頃/c.1924

木炭・紙・1面

33.0×46.0

81
萬 鉄五郎(1885−1927)
YOROZU,Tetsugoro

茅ヶ崎風景
Landscape at Chigasaki
大正13年頃(c.1924)
東京国立近代美術館蔵


1919年,健康を害した萬鉄五郎は,神奈川県の茅ヶ崎へ療養を兼ねて転居する。以後1927年に没するまでの晩年の時期をこの地で過ごした。1912年頃よりフォーヴィスム,キュビスムなどの西欧絵画の動向に即した作品を制作してきた萬は,この茅ヶ崎時代にしだいに南画への傾斜を強め,油彩と並行して水墨画なども試みているが,この作品のように近隣の風景をスケッチした素描や水彩も多く残されている。さまざまな造形上の試行錯誤を重ねてきた萬ならではの,独特のうねるような画面が印象的である。

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キーワード

/ 鉄五郎 / キュビスム / 茅ヶ崎

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